1月の新着ワイン

1月の新着ワイン

写真右より

・ シャトー・フルカ・オスタン (赤) 2005

近年エルメスグループが買収し、めざましい品質向上を果たしている注目シャトーのグレート・ビンテージ・ワイン。このシャトー・フルカ・オスタン 2005は、ニール・ベケット(世界的に有名なワイン評論誌『The World of Fine Wine』の編集者)の「死ぬまでに飲むべき1001ワイン」(高級なワインがほとんど)の中でも紹介されており、ロバート・パーカー氏も「2005年は並外れたヴィンテージで、過去28年間試飲したヴィンテージとは全く違っている」と評価。ワイナート誌では「アルコールが高く、酸が低く、タンニンはまろやかでいて豊富」と紹介されています。

・ オスピス ド ボーヌ ポマール キュヴェ・レイモン・シュロ(赤) 1997

オスピス・ド・ボーヌは、もともとブルゴーニュの中心都市ボーヌにあった慈善病院のこと。1859年から続くワインのチャリティーオークションで知られ、落札価格はその年のブルゴーニュワイン全体の取引価格に大きな影響を与えるといわれています。1997年は1樽あたりの平均落札価格が前年比46%増と暴騰した年にあたり、ポマールワイン愛好家にオススメしたい一本となっています。ポマールは熟成まで10年から15年以上はかかるといわれているので、いま十分花の開いた状態と言えるでしょう。しなやかでシルキーな舌触りと熟成により濃厚となったベリー系の果実味がこのワインの持つ気品を伝えてくれます。

・ シャトー・クラーズ(赤) 2002

1974年にフロンサックに設立された小さな家族経営のシャトー。オーナーのペル・エインセ氏はカベルネ・フランにこだわり、伝統的な醸造を実践しています。このビンテージは、51%カベルネ・フラン、49%メルローで、10年以上の熟成を感じさせるオレンジを帯びた濃いガーネット色と強めの粘性。バニラや黒スグリ、トーストなどの複雑なアロマと丸みを帯びた味わい持ち、豊かなタンニンは、良質なカベルネ・フランの酸味に溶け込んで見事に調和しており、エレガントで繊細なストラクチャーを感じさせてくれます。赤身のお肉、ラム肉などとよく合います。