10月の新着ワイン

写真右より
・トソ・スパークリング・ブリュット(白)2015
・シャトー・ヴェイラック(赤)1998
・ボデガス・ビルバイナス エデラ クリアンサ(赤)2015

・トソ・スパークリング・ブリュット(白)2015

アルゼンチン、メンドーサ地方マイプ地区のスパークリングワイン。品種はシャルドネ100%。少し緑色がかった、輝く淡いレモン色、泡がずっと出てきます。繊細で融和した香りは、ほのかにトースティーでイーストがかり、柑橘類のニュアンスが伴っています。飲み口はフレッシュでクリーン、美しくまろやかで、繊細な果実、優しい酸味、魅力的でヴェルヴェットのような舌触り。アロマは風味に反映されて、柔らかい後味となってこだまする、調和の取れた飲みやすいスパークリングワインです。

・シャトー・ヴェイラック(赤)1998

ボルドーを代表するサンテミリオンのグレートヴィンテージ。美しい熟成を感じさせる葉巻や紅茶の香りと、その奥からあふれ出すカシスリキュールやプルーンの濃密なアロマ。スミレの花やムスク、さらに肉のような香りも複雑に溶け込み、とても素晴らしいアロマです。柔らかな熟成感をまとったシルキーな飲み心地は、しっとりとして極めてエレガント。タンニンの渋みもこなれ、サンテミリオンらしい丸みのある味わいに美しい陰影をプラスします。伸びやかな酸と旨みのバランスも絶妙で、飲み干した後のアロマは非常に甘美。18年熟成の旨みの余韻に浸れます。

・ボデガス・ビルバイナス エデラ クリアンサ(赤)2015

リオハで最も歴史の長いワイナリー、ボデガス・ビルバイナス。1925年、アルフォンソ13世の日常酒としてこのボデガのワインが採用され、王室御用達メーカーに指定されました。品種はテンプラニーリョ。調和のとれたガーネットチェリーとすみれ色。熟した果実とシナモンのアロマ。柔軟なミディアムボディ。やさしい舌さわりで程よい長さの余韻。クリアンサ(赤ワインの場合最低24か月以上、うち6ヶ月以上樽熟)の特徴が良く表れています。チーズ、冷たい肉料理、オムレツ、ローストビーフ、きのこ料理とよく合います。