11月の新着ワイン

右から
M.シャプティエ コート・デュ・ローヌ(赤)2019
シャトー・クラーク(赤)2011
テヌータ・オレスティアーディ フラッパート(赤)2018

・M.シャプティエ コート・デュ・ローヌ(赤)2019

M.シャプティエ社は、ボルドーに次ぐフランス第2位のA.O.C.ワイン産地コート・デュ・ローヌを代表するワイナリー。ロバート・パーカー氏から何度も100点満点を獲得していることでも有名です。紫がかった赤色、ノーズは果実とフローラル香が立ち上がり、さらにミネラルとスパーシーさが混じり合った複雑さがあります。味わいは濃縮感ある果実味に、シルキーで滑らかなタンニンが加わるモダンスタイルで、骨格と力強さも備えています。フィニッシュはミディアムで心地よい後味が残るとてもバランスの良いワインです。

・シャトー・クラーク(赤)2011

シャトー・クラークは、バロン・エデモンド・ドゥ・ロートシルトによって最初のヴィンテージが1978年に瓶詰めされた以降、常に品質が向上し続けているワイナリー。父親の伝統を引き継いだバロン・ベンジャミン・ドゥ・ロートシルトになってもその姿勢は変わっていません。中程度のルピー色、熟した果実の芳香にスミレやスパイシーな含みのある強く複雑なノーズ。味わいはフレッシュで豊かな果実味とタイトなタンニンが広がり、長い後味が続きます。グリルしたお肉、フランス産のチーズ、和風の鉄板焼きにもよく合います。

・テヌータ・オレスティアーディ フラッパート(赤)2018

オレスティアーディはシチリア西岸マルサラから内陸に入ったジベッリーナにあるワイン生産共同組合。土壌はバラエティーに富んでいて、地場の品種をそれぞれ最適な土地に栽培しています。これはそのうちフラッパート100%で作られたワインです。ブラックチェリーやブルーベリーなど赤系果実を煮詰めたような甘い香。味わいはシチリアらしい凝縮感のあるジューシーな果実味に樽香が溶け込み、そしてシルキーなタンニン、ベリーと苦味の余韻が続きます。豚バラ肉のバルサミコ煮込みや仔羊のアッグラッサートとよく合います。