8月の新着ワイン

august

写真右より

・キュヴェ・オート・トラディション・ベルジュラック(赤)2011 エレヴェ アン フット ドゥ シェーヌ

フランスの南西地方、ベルジュラック赤ワインです。深みのある濃いブラックルビー色で、縁は若々しい紫色をしています。強く複雑なノーズで、熟したボルドーワインのような繊細なスモーキーさとトースティーな含みを持ち、ストロベリー、スパイス、シーダー、バニラ、オーク、チョコレートのタッチを伴っています。ミディアムボディで、ヴェルヴェットのような柔らかさとしなやかなさ。同時に濃縮され熟した果実味と強めのタンニンのバランスが取れた味わいで、バランスの取れた酸味とフレッシュで甘いブラックベリーの余韻が長く続きます。

・アンクラ・シャルドネ(白)2013

チリの辛口白ワインです。シャルドネ100%。果実味に富んだフルーティ・ワインで、明るいイエロー。チリ産らしいフレッシュなシトラスのアロマ。トロピカルフルーツ、パイナップルのような果実味とリンゴに似たフレッシュな酸味が感じられます。タラなど白身の魚や、ベアルネーズ・ソース(サーロインステーキについてくる、澄ましバターとエストラゴン、エシャロット、卵黄、セルフィーユとエストラゴンと酢をとろ火で煮詰めて作られるソース)と合います。

・シャトー・デュ・パルク(赤)2012

ボルドーの赤ワインです。クリアで鮮やかな深みのあるルビーレッド色をしていて、縁は若々しい紫色の含みを持っています。魅力的なベリー類とオークの含み、猟鳥獣の肉の含みを持つ複雑さは、典型的なボルドーワインのノーズそのもの。ミディアムボディで、柔らかくしなやか。熟したベリー類の果実味の核を持ち、がっしりとして融和したタンニンに支えられ、きれいにバランスが取れています。さらに、余韻の長い後味で、楽しみやすく、アプローチしやすいワインと言えます。

7月の新着ワイン

7月のワイン

7月のワイン

写真左より

・シャトー・クラーク 2007(赤) バロン・エドモン・ドゥ・ロートシルト

濃厚で深みのある赤紫色。濃縮していると同時にフレッシュなブラックカラントの果物の含みを持ちます。魅力的な深みを持ちながらも適度な抽出。熟成していますが、更に2019年まで寝かせても楽しめそう。青々しいタンニンとドライな後味ですが、十分な深さがそれを補っています。高品質な牛肉や鴨肉が食べたくなる味。2012年〜2018年が飲み頃。SAKURA 2015・ジャパン・ウィメンズ・ワイン・アワーズ・ゴールド受賞。いま注目のボルドーワイン。 

・グランテロワール・レ・ザスプル 2011(赤) ジェラール・ベルトラン

愛らしいガーネット色あるいはレンガ色。ブラックベリー、ブラックチェリー、ラズベリー、クローブやナツメグなどの果実味と、芳醇な香りを持つ魅力的ワインです。フルーティーな核は、紫色やソフトモカの低木地のニュアンスによって十分に補完され、複雑でスパイシーでしなやかという、魅惑的な印象を与えてくれます。フィニッシュの焼けたようなオークのアクセントにより、決して行き過ぎない青々としたタンニンの余韻が続きます。アメリカのワイン愛好家雑誌”WINE ENTHUSIAST”にて91ポイント獲得。

・ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ 2013(白) ドメーヌ・ポワラーヌ

フランス・ロワール地方の白ワインです。ブドウ品種はミュスカデ100%、辛口で、ポワラーズ家5代目アルベール・ジャン氏によれば、「洗練さ」「エレガンス」「フルーティさ」を目指して、ミネラル感に富んだワインを製造しています。口当たりが柔らかでフレッシュ。花や柑橘系の果実を思わせる複雑でアロマティックな味わいです。おおむね白身魚のポワレなどと相性がよいですが、爽やかな飲みくちは、さまざまな料理に合うでしょう。パリ農業コンクール2014金賞受賞。