9月の新着ワイン

9月のワイン

9月のワイン

写真右より

・オヴェハ・ネグラ(白)2011 シャルドネ-ヴィオニエ レゼルヴ

オヴェハ・ネグラとは「黒い羊」の意味で、特別で、群れからはみ出し、自身の道を歩む人のことを指します。このチリ産の「黒い羊」は、明るい黄金色をしたワインで、シャルドネからのパッションフルーツやマンゴーのトロピカルなアロマとヴィオニエの持つ桃やアプリコットの含みが混ざり合っています。風味は、甘さと酸味のバランスがきれいにとれ、ワインに広がりと力強さ、フレッシュさをもたらし、豊かなミディアムボディ、魅力的な後味を持つワイン。マイルドな味付けのソースの温かい食事や、チキンカレーやバターで料理したサーモンなど脂肪分控え目の白身の肉とよく合います。

・シャトー・シャス・スプリーン(赤)2010

メドック格付け3級に匹敵すると高い評価を得ているボルドーワイン。シャス・スプリーンとは、フランス語で「憂いを払う」の意味で、このシャトーに滞在した詩人バイロンが命名したと言われ、1998年に行われたフランスワールドカップ大会で優勝したフランス代表選手全員に送られたことで話題になりました。輝きのあるルビーレッド色を持ち、カシス、ブラックベリー、バラの花、丁子やローズマリー、カカオ、ヴァニラなどのノーズ。溌剌とした酸と豊かな果実味と力づよいタンニンの味わいが、マロラクティック発酵の後も瓶詰めの前も「濾過をしない」手法を守り続けるシャトーの挟持を感じさせます。

・シャトー・ラ・カルドンヌ(赤)2005

パーカーポイント91点、ワインスペクテーター87点、インターナショナルワインセラー90点を獲得した注目の辛口フルボディワイン。平均樹齢30年以上のメルロー種を主体につくられたクリュ・ブルジョワ・クラスで、厚みがあり、溢れんばかりの果実の凝縮味はスパイシーなタンニンを見事に包み込んで、絹のような滑らかさをもたらし、口の中でいつまでも続く余韻はワインのポテンシャルの高さ示しています。この「ラ・カルドンヌ」は、本国フランスの某有名インターネットショップで、一日15,000本を完売させたという驚異的な記録を残しています。