9月の新着ワイン

写真右より

・J.モロー・エ・フィス シャブリ(白)2012

J.モロー社は、1814年、シャブリ最古のワイン商ジャン・ジョセフ・モローが設立したワインメーカー。伝統的で純粋なシャブリを尊重しつつ、いち早くステンレスタンクでの醸造を取り入れ、シャブリ地区の石灰質土壌の特性とシャルドネ種の果実味をステンレスタンク発酵によって充分に引き出すなど、シャブリの特性を生かしたワイン造りへ意欲的に取り組んでいます。ミネラルの風味が豊かで、キリッと酸味の利いたドライな味わいは、脂身の多めなお肉とよく合います。

・ヴォーヌ=ロマネ・レ・ゾルム J.カシュー・エ・フィス(赤)2009

ジャック・カシューは、「ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石」と称えられるヴォーヌ・ロマネに本拠を構える小さなドメーヌ。ロバート・パーカー氏の著書で、4つ星生産者を獲得したことでも知られています。レ・ゾルムというクリマ(区画)は村の中間にあり、2008年がファーストヴィンテージ。この産地らしい芳醇な香りと、適度な骨格を持つタンニンとエレガントな果実味をバランスしてカシューらしい味わいが特徴となっています。試す価値のあるブルゴーニュ・ワインといえます。

・グラディウム・テンプラニーリョ・クリアンサ(赤)2013

テンプラニーリョは、上手に造ればそのパフォーマンスは計り知れないと言われている、スペイン独特の葡萄を100%使用したワインです。紫がかった濃いルビーレッド、カシスやプラムの濃厚で芳醇な香りに樽熟成によるバニラ香が重なり、厚みのある香りがします。口に含むと程よいタンニン、まろやかな酸、凝縮された果実味が折り重なって一体となる、バランスの良いミディアムボディのワインです。さまざまなお肉の料理、パエリア、パスタなどによく合います。