5月の新着ワイン

写真右より
・ラ・クロズリー・ド・フルテ(赤)2012
・シャトー・ラベゴルス(赤)2011 A.O.C.マルゴー
・ラ・ディヴァット ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー(白)2015

ラ・クロズリー・ド・フルテ(赤)2012

サンテミリオンのトップシャトーが集まる台地にブドウ畑を持ち、サンテミリオン・グランクリュ・クラッセBに格付けされるクロフルテ。ファーストラベルのシャトー・クロ・フルテ 2009が、ロバート・パーカーに100点満点をつけられたことでも知られています。ラ・クロズリー・ド・フルテはそのセカンドラベル。深いルビーの色合い。ノーズは複雑で黒い果実と香辛料のアロマにスミレとユリの花の含みが加わります。飲み口はシルキーで穏やかなタンニン、わずかに甘草含みがあり、長い余韻が残ります。

シャトー・ラベゴルス(赤)2011 A.O.C.マルゴー

格付3級のシャトー・マルキ・ダレム・ベッカーと同経営のシャトー・ラベゴルスは、ワイン評論家のD.ペッパーコーン氏より「いかにもマルゴーらしいフィネスと繊細さがある」と評され、定評のあるワイン生産者。濃い紫でわずかに縁がオレンジ色。ノーズはミックスされたフローラルノートを前面に、甘いブラックチェリーとブラックカラントの果実香り。ビロードのような口当たりで、チェリーや軽いラズベリーの風味、ミディアムボディの熟したタンニン。ほどよい酸味と深みがあり、余韻が長く続きます。

・ラ・ディヴァット ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー(白)2015

「ミュスカデ」は他の地域にはないブドウ品種を独特の製法でつくった辛口白ワインです。「セーブル・エ・メーヌ」とは、ロワール地方のセーヴル川とメーヌ川周辺の23の村で作られものを指し、「シュール・リー」とは、通常行う発酵の途中で出る「澱」を取り除く作業をしない製法のこと。これにより「よりまろやか」で「ミネラル感を得られる」と言われています。緑がかった淡い黄色で、力強い花の芳香はスパイスとワインの含みがあります。豊かで爽快、バランスのとれた風味は、春から夏にかけて楽しむのにピッタリの白です。