2月の新着ワイン

写真右より
・ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ(白)2018
・ヴォーヌ・ロマネ・レ・ゾルム カシュー・エ・フィス(赤)2009
・シャトー・キャプロン(赤)2011

・ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ(白)2018

ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノは、トスカーナ州サン・ジミニャーノ地区で生産された白ワイン。 色は淡い黄色、フレッシュなグレープフルーツ、白い花の繊細な香り。程よい酸味と果実味にミネラルが加わり、ドライでさっぱりとしているが、軽すぎずバランスの取れた味わい。後味はアーモンドのような香ばしさとほのかな苦味が残ります。魚のグリルや揚げ物はもちろん、トスカーナ料理「リボッリータ」(白インゲンとトマト、野菜、固くなったパンの煮込料理)によく合います。 

・ヴォーヌ・ロマネ・レ・ゾルム カシュー・エ・フィス(赤)2009

ジャック・カシューは、「ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石」と称えられるヴォーヌ・ロマネに本拠を構える小さなドメーヌ。ロバート・パーカー氏の著書で、4つ星生産者を獲得したことでも知られています。レ・ゾルムというクリマ(区画)は村の中間にあり、2008年がファーストヴィンテージ。この産地らしい芳醇な香りと、適度な骨格を持つタンニンとエレガントな果実味をバランスしてカシューらしい味わいが特徴となっています。試す価値のあるブルゴーニュ・ワインです。

・シャトー・キャプロン(赤)2011

ボルドー、ドルドーニュ川の右岸、ポムロールやサン・テミリオンの東側に位置するコート・ド・カスティヨン産の赤ワイン。色はやや深みのある紫色、成熟した縁どり。プラムやカシスなど赤果実のピュアでフルーティーなノーズ。上質なレザー、オークとマイルドなスパイスの含み。 口当たりは若々しいが、酸味が高く、柔らかくなり始めた高いタンニンに、赤果実とスパイシーなハーブの風味が加わり、余韻が長く続きます。

1月の新着ワイン

写真右より
・ファッフ キュヴェ・ジュピター リースリング アルザス (白)2017
・レ・グラン・ロシェ カベルネ・ソーヴィニヨン シラー(赤)2013
・シャトー・ヴィニョ(赤)2008

・ファッフ キュヴェ・ジュピター リースリング アルザス(白) 2017

隣国ドイツの影響が色濃いアルザス地方で生産された辛口白ワイン。ここで生産されるワインの90%は白で、すべてフリュートと呼ばれる背の高いボトルに詰められ、少なくとも2年以上は経過したものが良いとされています。花、柑橘系果実、松ヤニ、シナモンなどの繊細なブーケ、クリアで優雅なきらめきと淡い黄色に明るい緑の縁。ノーズはフレッシュで、ミネラル感のある柑橘類の香り。洗練され明確な風味のアタックから、豊かなボリュームとキャラクターに白い花のアロマが展開され、心地よい余韻の長い後味が続く。リースリングはチキン、魚料理、ザワークラウトとよく合い、フォアグラとの相性も良いとのこと。

・レ・グラン・ロシェ カベルネ・ソーヴィニヨン シラー(赤)2013

南仏ラングドック地方、新樽を使用して12ヶ月以上樽熟成されたフルボディの赤ワイン。ぶどうの品種はカベルネソーヴィニヨン60%、シラー40%。濃いガーネット色、フルティーでスパイシーな香りの中に、カシスやココア、バニラを想わせる香り。口当たりはなめらかで飲みやすく、豊かな果実味のミディアムボディ。しっかりとしたタンニンと重厚さ、そして樽からの風味が心地良く感じられ、長く重厚な余韻が楽しめます。肉料理はもちろん、サーモンやスパイシーなトマトソースを使った料理にもよく合います。ちなみに「レ・グラン・ロシェ」とは「巨大な岩」という意味。

・シャトー・ヴィニョ(赤)2008

コート・ド・サンテミリオンのふもとにあるシャトー・ヴィニョのワインは、砂質粘土と砂利の沖積土の畑とたっぷりと降り注ぐ南西からの陽光により、深みのある色と親しみやすくエレガント味わい、丸味を帯びたタンニンと絹のような質感が特徴。鮮やかな色、フレッシュで魅力的な赤いベリーの香りと熟したタンニンとコショウとバニラの含み。赤果実の風味はエレガントで繊細、複雑で深みのある味わい。ミディアム・ボディでバランスの取れた組成を持ち、ミネラル感のある魅力的な余韻が長く続きます。ぶどう品種はメルロー75%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。2012年、ル・ギド・アシェット・デ・ヴァン(フランスの著名なワインガイド)にて2つ星(最高は3つ星)を受賞しています。