2月の新着ワイン

右より
アンスタン・ベコ(赤)2015
シャトー・クラーク(赤)2011
キャンティ・リゼルヴァ・ボナッキ(赤)2016

アンスタン・ベコ(赤)2015

ボルドー、サン・テミリヨンでプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに格付けされている、シャトー・ボー・セジュール・ベコのセカンドラベル。新樽率をほぼ100%にし、無濾過でボトリングする事で、凝縮した味わいに仕上げています。深いルビー色。カシスやブラックチェリーなどの黒系果実のアロマにバニラ香りのアクセント。フレッシュかつ完熟した赤い果実のニュアンスが加わり、柔らかなタンニンとしっかりした樽香が上品に溶け合います。赤肉や白肉のグリル、テリーヌ、鴨のコンフィ、熟成したコンテチーズとよく合います。

シャトー・クラーク(赤)2011

シャトー・クラークは、バロン・エデモンド・ドゥ・ロートシルトによって最初のヴィンテージが1978年に瓶詰めされた以降、常に品質が向上し続けているワイナリー。父親の伝統を引き継いだバロン・ベンジャミン・ドゥ・ロートシルトになってもその姿勢は変わっていません。中程度のルピー色、熟した果実の芳香にスミレやスパイシーな含みのある強く複雑なノーズ。味わいはフレッシュで豊かな果実味とタイトなタンニンが広がり、長い後味が続きます。グリルしたお肉、フランス産のチーズ、和風の鉄板焼きにもよく合います。

キャンティ・リゼルヴァ・ボナッキ(赤)2016

イタリアの2大名醸地のひとつトスカーナ州、キャンティのサンジョヴェーゼ100%辛口ワイン。濃いルビー色。カカオやブルーベリー、チェリーの甘い香りに樽からのスモーキーな香が加わります。サンジョベーゼの酸味と果実味のバランスが秀逸で飲みやすく、さらに樽熟成による力強さ、タンニンの滑らかさと相まって、凝縮感のある丁寧な作りが印象的です。ちなみにキャンティというと丸みを帯びた瓶に藁づとのイメージがありますが、今では少数派とのこと。濃厚な肉料理、ジビエ、ミディアム熟成のチーズとよく合います。

1月の新着ワイン

右より
ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン(赤)2016
マス・ラヴァル グラン・キュヴェ テラス・デュ・ラルザック(赤)2018
ドメーヌ・ド・ロシュバン・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ(赤)2018

ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン(赤)2016

ガレージワインだったシャトー・ヴァランドローは、初ヴィンテージの1991年より高い評価を受け、驚異的なスピードでトップワインに肩を並べました。そのオーナー、ジャン・リュック・テュヌヴァン氏の名を冠した一本。ダークプラムとミネラル感の柔らかなプラムの含みにドライフラワーの特徴が伴います。メルロー100%のミディアムボディ、滑らかな味わいとほど良い長さの後味が続きます。フレンチやイタリアンスタイルの赤肉料理はもちろん、ステーキ、焼き肉、焼き鳥、しょうゆを使用した和食などともよく合います。

マス・ラヴァル・グラン・キュヴェ・テラス・デュ・ラルザック(赤)2018

マス・ラヴァル・グラン・キュヴェは、ロマネ・コンティ使用樽で18ヶ月熟成した究極のガレージワイン。深紅のバラのエレガントなアロマと、黒果実の甘い香りが複雑に絡み合いながらグラスから立ちのぼる様はまさに圧巻!ロバート・パーカーが過去に90点以上の高評価を与えたことがうかがえます。味わいは、丸みを帯びたチェリースルー、プラム、ブラックベリー、レーズンなどの肉厚な果実味があり、ダイナミックかつ繊細な樽香が途切れなく香り、甘草とスパイスの心地よい余韻となって長く続きます。

ドメーヌ・ド・ロシュバン・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ(赤)2018

ドメーヌ・ド・ロシュバンは、1921年よりブルゴーニュ・マコン地区の中心、アゼ村にて家族経営でワインを生産しているドメーヌ。このワインは樹齢45年以上の古木からとれたブドウを樽熟成して作られた(ヴィエイユ・ヴィーニュ)コストパフォーマンスの高いワインです。若紫が混じった明るい赤。ブルーベリーやカシスの香り。ほど良い酸の果実味にミディアムボディのタンニンが加わり、すっきりとした後味が印象的です。ポークソテーの粒マスタード添え、ソーセージと茄子のトマトソースなどとよく合います。