7月の新着ワイン

右より
ファンティ・サッソマーニョ サン・タンティモ ロッソ(赤)2017
ブルゴーニュ シャルドネ カーヴ・ド・リュニー(白)2019
マルケス・デ・カセレス クリアンサ (赤) 2017

ファンティ・サッソマーニョ サン・タンティモ ロッソ(赤)2017

ピサの斜塔があるイタリア、トスカーナ州はワインの産地としても有名。そのトスカーナ・モンタルチーノの南の丘陵地にあるテヌータ・ファンティ社のワイン。強烈で明るいルビーレッド、甘くて強いスパイシーな香りと下草の果実のアロマ。凝縮感のある果実味、多種のブドウをブレンドした複雑さとしっとりとした酸、若くしっかりしたタンニンで、奥行きのある見事な味わいに仕上がっています。さすがブルネッロの生産者が造るワインとの評判も頷けます。パスタやグリル、野菜やチーズと一緒の生ハムとよく合います。

ブルゴーニュ・シャルドネ カーヴ・ド・リュニー(白)2019

カーヴ・ド・リュニーは1926年設立、リュニー、サン・ジョングー・ド・シセ、シャルドネの3つの拠点を持つ最大規模の生産者協同組合。ブルゴーニュの白ワインでは、総生産量の約10%を占める生産者です。シトラス、蜂蜜、ヘーゼルナッツ、アカシアの華やかな甘い香り。ほどよい酸味と凝縮感のある果実味が口の中に広がり、爽やかでしっとりとした味わいが余韻となって長く続きます。2019はコンクール・デ・ブルゴンディア2020で金賞を受賞。白身の魚、スライスした鶏肉、各種シーフードなど、夏のお料理とよく合います。

マルケス・デ・カセレス クリアンサ (赤) 2017

マルケス・デ・カセレスは、スペイン内乱中にボルドーへ移住したフォルネ家が当地で名声を博した後、1970年スペイン、リオハにもどって設立したワイナリー。伝統的なリオハのワイン造りにボルドーのエッセンスを加えた新しいスタイルは評判となり、今やリオハを代表するワイナリーになりました。深いルビー色に淡いガーネットの縁。赤い果実、スパイス、バニラの香り。肉厚な凝縮した果実味とほどよい酸味、豊富なタンニンのバランスが絶妙です。地中海料理やパエリア、トマトソースの魚介料理、赤身のグリルとよく合います。

6月の新着ワイン

右より
ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン(赤)2016
ザ・タパス・ワイン・コレクション ヴェルデホ(白)2018
シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011

ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン(赤)2016

ガレージワインだったシャトー・ヴァランドローは、初ヴィンテージの1991年より高い評価を受け、驚異的なスピードでトップワインに肩を並べました。そのオーナー、ジャン・リュック・テュヌヴァン氏の名を冠した一本。ダークプラムとミネラル感の柔らかなプラムの含みにドライフラワーの特徴が伴います。メルロー100%のミディアムボディ、滑らかな味わいとほど良い長さの後味が続きます。フレンチやイタリアンスタイルの赤肉料理はもちろん、ステーキ、焼き肉、焼き鳥、しょうゆを使用した和食などともよく合います。

ザ・タパス・ワイン・コレクション ヴェルデホ(白)2018

ザ・タパス・ワイン・コレクションは1980年ごろスペインのフミリアで立ち上がった様々な地域のワインが楽しめるブランド。今回取り上げたのはスペインを代表する人気品種ヴェルデホ100%のワイン。ヴェルデホはアルバリーニョと並ぶスペインの白ワイン用の品種で、スペインでは高級品種となっています。緑がかった輝く黄色。フレッシュで華やかリンゴの香り。フルーティでコクのある味わいが特徴です。いかにもスペインの白ワインというイメージで、大変の飲みごたえがあります。各種シーフードとよく合います。

シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011

「キュヴェ・ジャン・バティスト」は、ボルドーのオーナー、ブーロット家のピエール・ブーロットが、祖父を称えるためワイナリーで最も古いメルロー(100%)を集め、オーク樽で18ヶ月熟成させたワインです。色はガーネットパープルで、赤果実の軽い香り。味わいはフレッシュな酸味と柔らかなタンニンが組み合わさったエレガントで成熟した印象。後味として軽いオークと丸みを帯びたタンニンが続きます。中心に白亜質のミネラルを据えた、力強さと奥深さを備えたワインです。鶏肉および赤身肉料理と合います。