1月の新着ワイン

右より
ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤)2017
シャトー・オルム・ド・ペズ(赤)2013
マックマニス シャルドネ リヴァー ジャンクション カリフォルニア(白)2021

ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤)2017

ニュイトン・ボノワは1961年に設立され、ブルゴーニュ南部コート・ドール地方のオート・コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ニュイのアペラシオンの生産者の間で発展してきた協同組合です。この地域はピノ・ノワールの生育に最適で、古典的な色合いのブルゴーニュを生み出しています。やや淡いルビー色。フランボワーズと赤系と黒系ベリーの明るい香り。甘みを控えた果実味と適度な酸味、軽めのタンニンで中程度のボリューム感でピュアでエレガントな印象です。牛肉や鶏肉のグリル、仔牛の煮込み、鹿肉などのジビエとよく合います。

シャトー・オルム・ド・ペズ(赤)2013

18世紀半ば、メドック最北に位置するサン・テステフに設立されたシャトー・オルム・ド・ペズは、サン・テステフの中でも人気のシャトーです。濃いガーネット色。芳醇なカシスやブラックチェリーの香りとハーブの香り。味わいは、程よい厚みの果実味にしっかりしたタンニンがバランス取り合って、ふくよかで深みがあり、そこにスモーキーな風味も加わって余韻となって長く続きます。品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 46%、メルロー 42%、カベルネ・フラン 10%、プティ・ヴェルト 2%。実にボルドーらしい飲みごたえのワインです。

マックマニス シャルドネ リバー・ジャンクション カリフォルニア(白)2021

マックマニス・ファミリー・ヴィンヤードはもともとブドウ栽培農家で大手ワイナリーにブドウを供給していましたが、1990年からワイン造りも始め、2003年ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、専門家から高い評価を得ています。ちなみにこのワインのシャルドネはすべて、自身が所有するリバー・ジャンクションAVA(アメリカ政府公認ブドウ栽培地域)から調達したそうです。メロン、桃などのトロピカルフルーツ系のアロマ。樽熟成によるバニラやヘーゼルナッツ、バターのニュアンス。クリーミーで厚みのある口当たりが特徴で、白身魚、甲殻類、豚のローストとよく合います。

12月の新着ワイン

右より
バロン・ヴァルローム(スパークリング)ブリュット
ファンティ・サッソマーニョ サン・タンティモ ロッソ(赤)2017
シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011

バロン・ヴァルローム(スパークリング)ブリュット

フランス有数のスパークリングワイン産地ロワール地方の老舗メーカーが作ったヴァンムスー。美しい輝きを伴った淡いライトイエロー。青リンゴやシトラス、小さな白い花のニュアンスも伴ったフレッシュで繊細なアロマ。上質な泡立ちと柑橘の爽やかな口当たり。キレのある辛口と程よい酸味、ほろ苦い後味のバランスがとても良く、これからの季節にピッタリです。乾杯用としてはもちろん、食事中通しても楽しめる万能タイプで、お一人様、ペアで1〜2杯飲むのにちょうど良いハーフサイズボトルです。

ファンティ・サッソマーニョ サン・タンティモ ロッソ(赤)2017

ピサの斜塔があるイタリア、トスカーナ州はワインの産地としても有名。そのトスカーナ・モンタルチーノの南の丘陵地にあるテヌータ・ファンティ社のワイン。強烈で明るいルビーレッド、甘くて強いスパイシーな香りと下草の果実のアロマ。凝縮感のある果実味、多種のブドウをブレンドした複雑さとしっとりとした酸、若くしっかりしたタンニンで、奥行きのある見事な味わいに仕上がっています。さすがブルネッロの生産者が造るワインとの評判も頷けます。パスタやグリル、野菜やチーズと一緒の生ハムとよく合います。

シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011

「キュヴェ・ジャン・バティスト」は、ボルドーのオーナー、ブーロット家のピエール・ブーロットが、祖父を称えるためワイナリーで最も古いメルロー(100%)を集め、オーク樽で18ヶ月熟成させたワインです。色はガーネットパープルで、赤果実の軽い香り。味わいはフレッシュな酸味と柔らかなタンニンが組み合わさったエレガントで成熟した印象。後味として軽いオークと丸みを帯びたタンニンが続きます。中心に白亜質のミネラルを据えた、力強さと奥深さを備えたワインです。鶏肉および赤身肉料理と合います。