3月の新着ワイン

3月の新着ワイン

写真右より

・ シャトー・マルジョス・ブラン (白) 2009

シャトー・マルジョスは、サンテミリオンの第一級格付けA級のシャトー・シュヴァル・ブラン、世界最高の貴腐ワインを生産するシャトー・ディケムを統括するピエール・リュルトン氏が惚れ込んで、個人的に所有するボルドーのプライべートシャトーです。このシャトー・マルジョス・ブランは、緑がかった鮮やかな淡黄色。トロピカル・フルーツの香りのエレガントなアロマと、バラなどの花のアロマがあり、生き生きしたフレッシュな果実味は、バランスがよく、豊かな果実味の余韻が長く続きます。 パリ・コンクール2010金メダル受賞。

・ ムーラン・ド・シトラン (赤) 1998

メドックでも最も古いシャトーのひとつ、シャトー・シトランのセカンドワイン。カベルネ・ソーヴィニヨン58%、メルロー42%でミディアム〜フルボディ。色は熟成感が感じられる赤茶を帯び、シャトー・シトランより若干軽めな味わいですが、複雑なコクと豊かな果実味を持ち、芳醇なワインに仕上がっています。カシスなどの黒果実の香りに、樽、スパイス、キノコ、なめし皮、腐葉土などの香りが複雑に混じり合い、非常にふくよか。数が少なくなってきている90年代の熟成飲み頃のボルドーといえます。

・ カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ (赤) 1999

ニコレッロ社は、1900年初頭、イタリアを代表するワインの産地、ピエモンテ州に設立されたワイナリー。このワインに使われている品種は、黒ブドウのネッビオーロのみ。最高級赤ワインの「バローロ」や「バルバレス」も同じネッビオーロ100%でつくられています。コガーネット色。イチゴやアセロラの果実の香りに、ハーブやコーヒー、トリュフ、ホワイトペッパーのアクセント。滑らかな舌触りでまとまりのある果実味が特徴。厚みのある味わいと心地よい酸の余韻が、熟成したネッビオーロの特徴をよく表しています。『ワインアドヴォケイト』95点。