・シャトー・グラン・マルソー(赤)2009
シャトー・マルソーは、果実味が特徴的なボルドー右岸のワイナリー。モダンスタイルで凝縮感があり、パワフル、複雑味のあるフルボディのワインを作ることで知られています。赤果実や黒果実のノーズに、黒胡椒、リコリス、シナモンなどのスパイシーなニュアンスが複雑に混じり合い奥深い熟成香が漂います。果実味と、強めながら丸みを帯びたやわらかいタンニンが見事に溶け合い、シルキーでバランスの良い味わいが余韻まで続きます。お肉料理とよく合う10年熟成のメドック産赤ワイン。しかも当たり年2009年ものはおすすめの一本です。
・ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン(赤)2016
ガレージワインだったシャトー・ヴァランドローは、初ヴィンテージの1991年より高い評価を受け、驚異的なスピードでトップワインに肩を並べました。そのオーナー、ジャン・リュック・テュヌヴァン氏の名を冠した一本。ダークプラムとミネラル感の柔らかなプラムの含みにドライフラワーの特徴が伴います。メルロー100%のミディアムボディ、滑らかな味わいとほど良い長さの後味が続きます。フレンチやイタリアンスタイルの赤肉料理はもちろん、ステーキ、焼き肉、焼き鳥、しょうゆを使用した和食などともよく合います。
・ E・ギガル コート・デュ・ローヌ ルージュ(赤) 2012
E・ギガルは、コート・デュ・ローヌの帝王と称され、パーカー100点満点を世界でいちばん多く獲得してきた生産者。そのなかでも、通にも初心者にもオススメ、誰が飲んでも美味しいお手頃ワインがコレ。やや深みを帯びたルビー色。ブラックベリーやプラムなどの果実香に、スミレを思わせるフローラルな香り、スパイシーな香りも。まろやかな中にもきりりとした味わいがあり、丸みのあるスムースなタンニンとアロマティックでリッチな果実味。タンニンと果実味のバランスの良い余韻が長く続きます。