6月の新着ワイン

右より

ボーヴィニャック・シャルドネ(白)
シャトー・オー・モンプレジール・プレスティージュ・カオール(赤)2015
シャトー・ヴィニュロー (赤)2014

ボーヴィニャック・シャルドネ

スペイン国境近く、東部ラングドックの海岸沿いで作られた上質なシャルドネのワイン。このあたりは、シャルドネのほか、テレット、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ、グルナッシュ・ブランから作られる白ワインで知られています。明るい黄金色、パイナップルや蜜リンゴなど熟した果実のニュアンス。南仏特有の爽やかさも感じます。シャルドネの割に優しい酸味とまろやかな風味で飲みやすく、コクのある味わいが特徴です。野菜の天ぷら、サーモンやチキンのソテー等によく合います。

シャトー・オー・モンプレジール・プレスティージュ・カオール(赤)2015

フランス南西地方「カオール」は重厚で個性的なワインの産地として有名ですが、このカオールにあってマルベックだけで造ったのがこのワイン。「マルベックの天才」と言われるパスカル・フェラージュ氏を迎え入れ、その滑らかさでカオールのイメージを一新したと言われています。紫がかった深いルビー色。 黒果実やオークの香り。 完熟したレッドチェリーやベリーの酸味にスパイスやハーブ、オークが加わる複雑なニュアンス。 果実の酸味と厚みのあるタンニンのテクスチャーが素晴らしく、注目の一本といえます。

シャトー・ヴィニュロー (赤)2014

南フランスのプロヴァンス地方は、紀元前からワイン造りが行われてきたフランス最古の産地です。今ではロゼワインの一大産地となっていますが、実は赤ワインも白ワインも生産しており、長期熟成した高品質な赤ワインは通のあいだで注目されています。品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 60%、シラー40%。深い紫色。ハーブ、スパイス、赤い果実の力強い香り。熟したタンニンとバランスの取れたレーズン、ダークプラム、チョコレート、バニラなどの風味。それらが余韻として長く続きます。牛肉、羊肉、鴨肉料理とよく合います。

5月の新着ワイン

右より

シモネ・フェブル シャブリ(白)2018
アール・ドゥ・ヴィーヴル ラングドック(赤)2017
プレモン ランプラント サン・モン(赤)2009

シモネ・フェブル シャブリ(白)2018

1840年に創業されたシモネ・フェブルはシャブリで最も歴史あるワイナリーの1つ。「豊かミネラル感と爽やかな酸味のあるシャブリ」というスタイルを今も維持し続けています。輝く黄金色。花のようなアロマとミネラルのほのかな香り。味わいはヴィンテージの割に複雑。果実のピリッとした酸味と、繊細なお茶のようなタンニン、白灰質のテクスチャーを持ち、緊張感とエレガンスを合わせた、引き締まった辛口ワインに仕上がっています。白身魚のソテーやカルパッチョ、焼きシェーブルチーズ(山羊)サラダ、牡蠣、天ぷらなどとよく合います。

アール・ドゥ・ヴィーヴル ラングドック(赤)2017

ジェラール・ベルトランは、土壌のエネルギーと、天体の動きなど自然界に存在する力により、ブドウの生命力を高める「ビオディナミ農法」を実践しているワイナリー。名前と天然土のボトルは、地中海とラングドックへの賛辞かもしれません。ブドウはグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルが使用されています。美しく輝くルビー色。複雑かつエレガントで、熟した赤果実のアロマに柔らかくなった凝縮感のあるタンニンが溶け込んで、辛口ながらまろやかな味わいを持っています。ラム肉のタジンなど地中海料理、ラザニアなどとよく合います。

プレモン ランプラント・ド・サン・モン(赤)2009

フランス南西部のピレネー地区に位置するサン・モン。豊富なタンニンと力強い味わいが特徴の土着品種、タナ種を主体として作られた赤ワイン。濃いガーネット色。黒系ベリーとダークチョコレートの上品な香り。濃厚で力強いタンニン、完熟プラムのような濃厚な果実味、12ヶ月間の樽熟成によるオーク樽の風味が見事に調和して、10年以上の熟成による複雑で奥深い味わいが楽しめます。牛肉のタリアータ・トリュフオイル添え、マトンのタジン、ポークシチューのベーコンビッツ入りクリーム添えなど、牛・羊・豚肉料理とよく合います