シャトー・ラベゴルス(赤)2011 A.O.C.マルゴー
格付3級のシャトー・マルキ・ダレム・ベッカーと同経営のシャトー・ラベゴルスは、ワイン評論家のD.ペッパーコーン氏より「いかにもマルゴーらしいフィネスと繊細さがある」と評され、定評のあるワイン生産者。濃い紫でわずかに縁がオレンジ色。ノーズはミックスされたフローラルノートを前面に、甘いブラックチェリーとブラックカラントの果実香り。ビロードのような口当たりで、チェリーや軽いラズベリーの風味、ミディアムボディの熟したタンニン。ほどよい酸味と深みがあり、余韻が長く続きます。
ル・プティット・リュンヌ・ブラン(白)2015
ドメーヌ・ド・シュヴァリエオーナーのオリビエ・ベルナールと、ドメーヌ・ド・シュヴァリエでもコンサルタントを務める天才醸造家のステファン・ドゥルノンクールが手を組み、生み出した逸品がラ・プティット・リュンヌです。コクのある魅力的なノーズ。白桃、フレッシュなアプリコット、エキゾチックな白い花、柑橘類のアロマが立ち上ります。柔らかくまろやかな風味、熟した味わいときれいな酸味が広がり、風味と芳香の調和が取れています。ワインはキリッとしていて、一口でその美しさ、旨さが分かります。
ラ・クロズリー・ド・フルテ(赤)2012
サンテミリオンのトップシャトーが集まる台地にブドウ畑を持ち、サンテミリオン・グランクリュ・クラッセBに格付けされるクロフルテ。ファーストラベルのシャトー・クロ・フルテ 2009が、ロバート・パーカーに100点満点をつけられたことでも知られています。ラ・クロズリー・ド・フルテはそのセカンドラベル。深いルビーの色合い。ノーズは複雑で黒い果実と香辛料のアロマにスミレとユリの花の含みが加わります。飲み口はシルキーで穏やかなタンニン、わずかに甘草含みがあり、長い余韻が残ります。