ドメーヌ・ドゥ・バロナーク(赤)2018
17世紀に修道院が所有していた古いドメーヌ。1998年ロートシルト家の所有となり「ドメーヌ・ド・バロナーク」と命名。5年を費やして畑と生産設備の更新に取組み、高い風格と品質のワインを生み出しました。濃く深みのあるガーネット色。エアレーションすると煮込んだ赤果実のアロマにミネラルが加わります。味わいはフレッシュでしなやか、よく溶け込んだタンニンが力強く、スパイスやトーストしたパンを伴い、後味はメントールや胡椒の含みが長く続きます。牛肉、鴨のコンフィ、タルタル、カルパッチョなどとよく合います。
シャトー・ピュイグロー(赤)2016
シャトー・ピュイグローは、シャトー・ル・パンやヴュー・シャトー・セルタンなど超一流シャトーを手がけるティエンポン家が1946年に購入したシャトー。畑の改良を行い、ファースト・ヴィンテージはなんと1983年。これが評論家に絶賛され、以後高い評価を獲得し続けています。つややかなガーネット色。カシス、黒果実とスモーキーな香り。熟した濃密な果実味が層をなして酸味と混じり合うバランスが絶妙で、これに丸みのあるしっかりしたタンニンと樽香が余韻となって続きます。牛肉や仔羊肉、鶏肉のロースト、ビーフシチューなどとよく合います。
トソ・エステート シャルドネ(白)2022
イタリア・ピエモンテからアルゼンチン・メンドーサ地方に移住したパスカル・トソが1890年に設立した歴史あるワイナリー。ワイン醸造学者でコンサルタントのポール・ホッブス氏により、いまやアルゼンチンでは傑出した存在となっています。そのトソの秀逸な辛口シャルドネ100%のワイン。熟した青リンゴ、パイナップル、マンゴーなどのフルーツのアロマ。フレッシュでキレのある酸味にトースト感も加わり、長い後味へと続いていきます。ほのかなオークを含みも印象的。シーフードはもちろん、繊細な味わいのソースの鶏肉料理、リゾット、和食とよく合います。