10月の新着ワイン

10月の新着ワイン

写真右より

・シャトー・ド・ルイヤック(白)2006

ボルドーと言うと赤ワインのイメージが強いですが、辛口白ワインもかなり評価が高く有名です。高級辛口白ワインの銘譲地ペサック・レオニャンにおける当たり年、2006年ヴィンテージ。フレンチオーク樽にて8ヶ月間熟成の白ワインがこの「シャトー・ド・ルイヤック2006」です。トップノーズはツゲや杜松の木の含み、セカンドノーズは桃やジャスミンの香りが広がります。口に含むとまずフレッシュさが感じられ、その後桃や柑橘系の果実味の核、そして熟成による複雑なニュアンスも感じられ、コクもあり、それらが絶妙のバランスを保っています。後味もすっきりとしていて、まさに飲み頃といった感じです!

・ムーラン・ド・シトラン(赤)1997

「ムーラン・ド・シトラン」は、ボルドー、オー・メドックのクリュ・ブルジョワ級で、トップクラスを誇るシャトー・シトランのセカンドワインです。「シャトー・シトラン」に比べるとややライトな味わいですが、複雑なコクと豊かな果実味を持つ芳醇さが特徴。色は濃く、ブラックベリーや完熟したフランボワーズ、プルーンなどを思わせる凝縮した赤・黒系果実のアロマに、ナッツやバニラ、キノコなどのニュアンスが混ざり合い、口当たりは柔らかく、熟成により角の取れた、まろやかタンニン、上品な酸味、エレガントな果実味が感じられます。

・シャトー・ドゥ・メルキュ(赤)2008

「シャトー・ドゥ・メルキュ」はフランス南部の都市「カオール」の代表的なシャトー。この地方は「カオールの黒」と呼ばれる超熟タイプの赤ワインの産地として知られ、「マルベック」という色が濃く、タンニンも豊富なぶどうを70%以上使うことが義務付けられているそうです。このワインはなんとマルベック100%。非常に深みのある濃いブラックルビーレッドで、縁は若々しい紫色。豊かで強いベリーのノーズは、繊細でスモーキーなトーストの含みを感じさせ、さらにチェリー、バニラ、ペッパー、タフィーのニュアンスがグラスの中で開いてきます。フルボディで柔らかくしなやかな風味は、甘く熟した果実味の核を持ち、チェリー、ペッパーとスパイスの含みを示し、余韻の長い後味でしっかりとしたタンニンによって支えられています。