5月の新着ワイン

IMG_3720

写真右より

・シャトー・ラ・フルール・ダルサス(赤)2012

「質は量より貴重である」をモットーとしたボルドー、サンテミリオンのワイン。メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。以前2008を入れ、好評を得たことから、今回2012をチョイスしてみました。一言で言えば華やかさと軽やかさがラ・フルール・ダルサスの特徴ですが、フルーティで軽快な風味という意味ではありません。色は紫色を帯びた非常に暗い色。甘いモカ、ダークチョコレートのようなエレガントで繊細なフレーヴァーに、細かいタンニンが加わり、華やかな香りと味が口いっぱいに広がります。

・シャトー・ヴィニュロー(赤)2006

シャトー・ヴィニュローはプロヴァンスにおける最も有名なワイン生産者で、ロゼが多いプロヴァンス地方において、赤ワインの名手として知られています。シャトー・ヴィニュローは、買ってすぐでも楽しめますが、ボトル詰めの後でも10年以上熟成して、良くなると言われています。縁は若々しい紫色で深みのある濃いブラックルビー色。熟した黒い色の果実の魅惑的なノーズ。ミディアムボディでしなやか、熟した果実味のしっかりとした核は、溶け合ったタンニンにより支えられ、心地よく楽しめるワインです。

・キャップ・ロワイヤル・ブラン(白)2014

「キャップ・ロワイヤル」はメドック格付け第2級のシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンの技術責任者である、ジャン=ルネ・マティヨール氏が監修するワインブランド。同氏の持つスキルとたゆまぬ努力が凝縮されたスタイリッシュなワインに仕上がっています。涼やかライムな柑橘系の香りにフレッシュさを予感させる香り。クリーンにして澄み渡り、シャキッとした飲み心地に、レモン、ライムな柑橘系の酸が前面に出て、果実味のコクが控えめながら膨らむように伸びていく余韻。ハツラツとした味わいです。