5月の新着ワイン
写真右より
・レ・オー・ド・スミス ペサック・レオニャン(赤)2011
グラーヴの格付けシャトー、スミス・オー・ラフィットのセカンド・ワイン。メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%で、色は密度の濃い鮮やかなルビーレッド。ノーズはチェリーや苺、ラズベリーを想わせるフレッシュな赤果実のアロマに、バニラやスパイスのニュアンスが入り混じった含みを持っています。芳醇で心地よい味わいで、柔らかな口当たり、調和した酸味はエレガントですが、同時に溶け込んだシルキーなタンニンによる力強さも併せ持っています。フレッシュな果実味とスモーキーなニュアンスの複雑な余韻が長く続きます。
・ カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ ランゲ・ネッビオーロ (赤) 1999
ニコレッロ社は、1900年初頭、イタリアを代表するワインの産地、ピエモンテ州に設立されたワイナリー。このワインに使われている品種は、黒ブドウのネッビオーロのみ。最高級赤ワインの「バローロ」や「バルバレス」も同じネッビオーロ100%でつくられています。コガーネット色。イチゴやアセロラの果実の香りに、ハーブやコーヒー、トリュフ、ホワイトペッパーのアクセント。滑らかな舌触りでまとまりのある果実味が特徴。厚みのある味わいと心地よい酸の余韻が、熟成したネッビオーロの特徴をよく表しています。ミディアムボディ『ワインアドヴォケイト』95点。
・ドメーヌ・ドゥ・ラ・シタデル クールメトラージュ ブラン(白)2016
ドメーヌ・ドゥ・ラ・シタデルは、伝統に基づいて、いかなる化学肥料も除草剤も使用せず、農薬や治療薬の使用も厳しく制限して、葡萄の樹と環境のバランスを維持することをモットーとしているドメーヌ。「クールメトラージュ」とは「ショートフィルム」という意味で、ドメーヌのオーナーであり、有名映画のプロデューサーでもあるイヴ・ルース=ルーアールにちなんだビンテージとなっています。キラキラした黃緑色。白い果実とジャスミンの香り。丸みを帯びた風味が、柑橘系の爽やかさを伴って、巧みなバランスで持続します。辛口で、チーズとの相性の良さは抜群。