5月の新着ワイン

5月の新着ワイン

5月の新着ワイン

写真右より

・カンティーナ ロンバルディーニ / ランブルスコ レッジャーノ セッコ “イルカンパノーネ”(赤)

ロンバルディーニは1925年創業以来、スパークリングワイン専門に醸造を行ってきたワイナリーで、「ランブルスコ」という品種の甘く安価な赤というイメージを覆す、辛口のシュワーっと自然発泡の軽く弾けるスパークリングが得意。色は濃く深い赤で、レッドカラントとブラックカラントの香りはやや控えめ。口当たりはよく、軽やかな炭酸と果実のアロマ、タンニンがほど良く混じり合って、驚くほど日本人の味覚にマッチします。生ハム、サラミ類、モルタデッラ(ボローニャ地方の大型ソーセージ)やザンポーネ(豚足に豚の肩、もも、頬肉、皮をスパイスと一緒に詰めたモデナ周辺の特産品)との相性は抜群。

・ラ・ディヴァット ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー(白)2015

「ミュスカデ」は他の地域にはないブドウ品種で、独特の製法によって酸味や旨みを感じる辛口のすっきりとした白ワインになります。「セーブル・エ・メーヌ」とは、フランス・ロワール地方のセーヴル川とメーヌ川周辺の23の村で作られるワインを指し、「シュール・リー」とは、通常行う発酵の途中で出る「澱」を取り除く作業をしない製法のこと。これにより「よりまろやか」で「ミネラル感を得れる」と言われています。緑がかった淡い黄色で、力強い花の芳香はスパイスとワインの含みがあります。豊かで爽快、バランスのとれた風味は、春から夏にかけて魚介料理と楽しむのにピッタリです。

・ジョルジュ・ラーヴ ピノ・ノワール(赤)2015

ブルゴーニュのワイナリー「ジョルジュ・ラーヴ」のピノ・ノワール。ピノ・ノワールはブルゴーニュ原産で、ブルゴーニュワインといえば赤ワインは「ピノ・ノワール」と言われ、高級赤ワインはほぼピノ・ノワールが占めています。そんなブルゴーニュのピノ・ノワールを手軽に楽しめるのがこの一本です。ピノ・ノワールは和牛や仔牛の肉、鹿などさまざまな赤身肉の料理によく合います。きれいな淡い赤色、ベリーや花の香り。渋みが少なくスッキリした酸味は繊細で、ブルゴーニュのピノ・ノワールらしい上品さにあふれています。

4月の新着ワイン

写真右より

・ ゴヴェルノ アルーソ・トスカーノ (赤) 2015

ゴヴェルノ法という、黒葡萄のサンジョヴェーゼ種を主原料にした赤ワインを発酵させ、その発酵が終了する直前に白葡萄のトレビアーノ種などを潰した果汁を加えて連続的に発酵させるイタリア赤ワインの代表的な醸造方法のワインです。これにより渋みによるコクと、酸味によるフレッシュさを増し、まろやかな味わいになると言われています。力強い個性を象徴する鮮やかで深みのある赤色。ノーズは熟したチェリー、森のベリー、スパイスのクローヴの含みを示し、ユニークな芳香が香ります。そして滑らかな風味は、柔らかさと酸味の完璧なバランスを持ち、パスタやローストした肉料理よく合います。

・ シャトー・デ・ローレ (赤) 2012

フランス、ボルドーのシャトー・デ・ローレは、2004年以降、近代的設備を設置して品質を追求した結果、サンテミリオンにおける有望なワイナリーとなりました。深みのある濃いブラックルビー色、縁は若々しい紫色。カラント、ラズベリー、プラムの強調されたノーズは、オーク、バニラのアクセントを持っています。ミディアムからフルボディで、柔らかくコクがあり、力強い果実味の核を持ち、タンニンによってしっかりとした後味が支えられています。グリルした肉、ソースを使用した肉料理や、チーズの盛り合わせによく合います。GLADDのサクラアワード2017においてダブルゴールドメダル受賞。

・ ピエール・ネジョン ブルゴーニュ・アリゴテ(白) 2014

めずらしいピエール・ネジョンのブルゴーニュ・アリゴテ。春のそよ風のようにフレッシュで温厚、素直。色は淡い黄金色で、花の香り(アカシア、サンザシ)または果実(リンゴ)の香り。口に含むと柔らかく流れるようなワインがやさしく、ヘーゼルナッツの香りが余韻に残ります。食前酒にうってつけ。また、魚の網焼きや牡蠣、サラダとも相性が良く、ブルゴーニュのグジェール、エスカルゴ、ハムのゼリー寄せパセリ風味「ジャンボン・ペルシエ」とは定番の組み合わせ。「ジャンボン・ペルシエ」とはイースター(復活祭 春分の日の後の最初の満月から次の日曜日)に食べるお料理として発祥して、以降フランス全土に広まった名物料理です。

3月の新着ワイン

3月の新着ワイン

3月の新着ワイン

写真右より

・ シャトー・マルジョス・ブラン (白) 2009

シャトー・マルジョスは、サンテミリオンの第一級格付けA級のシャトー・シュヴァル・ブラン、世界最高の貴腐ワインを生産するシャトー・ディケムを統括するピエール・リュルトン氏が惚れ込んで、個人的に所有するボルドーのプライべートシャトーです。このシャトー・マルジョス・ブランは、緑がかった鮮やかな淡黄色。トロピカル・フルーツの香りのエレガントなアロマと、バラなどの花のアロマがあり、生き生きしたフレッシュな果実味は、バランスがよく、豊かな果実味の余韻が長く続きます。 パリ・コンクール2010金メダル受賞。

・ ムーラン・ド・シトラン (赤) 1998

メドックでも最も古いシャトーのひとつ、シャトー・シトランのセカンドワイン。カベルネ・ソーヴィニヨン58%、メルロー42%でミディアム〜フルボディ。色は熟成感が感じられる赤茶を帯び、シャトー・シトランより若干軽めな味わいですが、複雑なコクと豊かな果実味を持ち、芳醇なワインに仕上がっています。カシスなどの黒果実の香りに、樽、スパイス、キノコ、なめし皮、腐葉土などの香りが複雑に混じり合い、非常にふくよか。数が少なくなってきている90年代の熟成飲み頃のボルドーといえます。

・ カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ (赤) 1999

ニコレッロ社は、1900年初頭、イタリアを代表するワインの産地、ピエモンテ州に設立されたワイナリー。このワインに使われている品種は、黒ブドウのネッビオーロのみ。最高級赤ワインの「バローロ」や「バルバレス」も同じネッビオーロ100%でつくられています。コガーネット色。イチゴやアセロラの果実の香りに、ハーブやコーヒー、トリュフ、ホワイトペッパーのアクセント。滑らかな舌触りでまとまりのある果実味が特徴。厚みのある味わいと心地よい酸の余韻が、熟成したネッビオーロの特徴をよく表しています。『ワインアドヴォケイト』95点。

2月の新着ワイン

2月の新着ワイン

2月の新着ワイン

写真右より

・ シャトー・オー・ペイルギュ (赤) 2014

シャトー・オー・ペイルギュは、ボルドーワインのAOCのひとつ、アントル・ドゥー・メール地区に位置するワイナリー。二つの川に挟まれた三角地帯で作られ、メルロ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン20%をブレンド。柔らかな香りとメルローの華やかな果実味と香ばしいタンニンが絡み合って広がりを見せる、しっかりした飲みごたえのあるボルドーワインです。ミディアムボディ。余韻は短かめで、肉料理を中心にさまざまなメニューにお食事に合わせやすいバランスの良さも特徴です。ジルベール&ガイヤールガイドブック2015とパリ農業コンクール2016にて金賞の2冠受賞。

・リューデスハイマー・ベルク・シュロスベルク・シュペートブルグンダー(赤) 2002

ラインガウの偉大なピノ・ノワール造り手であるアウグスト・ケスラーのワイン。「シュペートブルグンダー」とは「遅く」熟す「ブルゴーニュもの」=ピノ・ノワールのことをいいます。ラインガウで最も急勾配のブドウ畑から収穫されたピノ・ノワールのワインは、バランスがよく、フルーティーでミネラル感があり、上品でスパイシーで、フェミニンで深みがあります。濃いルビー色、縁は紫色。エレガントで強い芳香のノーズは、オークの香りで包まれた魅力的なベリー類の含みを持ち、オーク、アーモンド、スパイスの繊細な香り。その背後からバニラとラズベリーの含みが伴います。ミディアムボディ。びっくりするほど柔らかくしなやかで、アロマは口蓋で反映され、余韻の長い後味でエコーして、さらにチェリーの含みを持ちます。

・パスカル・シータ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤) 2014

飲みやすく、さまざまな料理に合うミディアムボディのワインです。ピノ・ノワールなので、色はルビー、豊かな香りとエレガントな果実味があり、軽やかで、きれいな酸味とミネラル感が混じり合った上品さがあります。後味も爽やかなので、牛豚の赤身はもちろん、鴨肉やシカとの相性もよく、ほとんどの魚料理に合います。料理を引き立てるので、たくさん飲んでも飲み飽きることはないでしょう。コストパフォーマンスに優れた一本といえます。

1月の新着ワイン

1月の新着ワイン

1月の新着ワイン

写真右より

・ シャトー・フルカ・オスタン (赤) 2005

近年エルメスグループが買収し、めざましい品質向上を果たしている注目シャトーのグレート・ビンテージ・ワイン。このシャトー・フルカ・オスタン 2005は、ニール・ベケット(世界的に有名なワイン評論誌『The World of Fine Wine』の編集者)の「死ぬまでに飲むべき1001ワイン」(高級なワインがほとんど)の中でも紹介されており、ロバート・パーカー氏も「2005年は並外れたヴィンテージで、過去28年間試飲したヴィンテージとは全く違っている」と評価。ワイナート誌では「アルコールが高く、酸が低く、タンニンはまろやかでいて豊富」と紹介されています。

・ オスピス ド ボーヌ ポマール キュヴェ・レイモン・シュロ(赤) 1997

オスピス・ド・ボーヌは、もともとブルゴーニュの中心都市ボーヌにあった慈善病院のこと。1859年から続くワインのチャリティーオークションで知られ、落札価格はその年のブルゴーニュワイン全体の取引価格に大きな影響を与えるといわれています。1997年は1樽あたりの平均落札価格が前年比46%増と暴騰した年にあたり、ポマールワイン愛好家にオススメしたい一本となっています。ポマールは熟成まで10年から15年以上はかかるといわれているので、いま十分花の開いた状態と言えるでしょう。しなやかでシルキーな舌触りと熟成により濃厚となったベリー系の果実味がこのワインの持つ気品を伝えてくれます。

・ シャトー・クラーズ(赤) 2002

1974年にフロンサックに設立された小さな家族経営のシャトー。オーナーのペル・エインセ氏はカベルネ・フランにこだわり、伝統的な醸造を実践しています。このビンテージは、51%カベルネ・フラン、49%メルローで、10年以上の熟成を感じさせるオレンジを帯びた濃いガーネット色と強めの粘性。バニラや黒スグリ、トーストなどの複雑なアロマと丸みを帯びた味わい持ち、豊かなタンニンは、良質なカベルネ・フランの酸味に溶け込んで見事に調和しており、エレガントで繊細なストラクチャーを感じさせてくれます。赤身のお肉、ラム肉などとよく合います。

新年は1月5日(木)から

お客様各位

本年もご贔屓いただき誠にありがとうございました。
勝手ながら、本日より1月4日(水)まで年末年始休業とさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
では皆様、良いお年をお迎えください。

12月の新着ワイン

12月の新着ワイン

12月の新着ワイン

写真右より

・ シャトー・デ・ローレ (赤) 2012

ベンジャミン・ドゥ・ロートシルト男爵により、畑の条件を整え、近代的な高性能設備を設置。上質なワインが造るようになりました。そしてシャトー・デ・ローレは、サンテミリオンを代表するワイナリーになりました。深みのある濃いブラックルビー色。 ラズベリー、プラムの強調されたノーズ。しなやかでコクがあり、よく熟した力強い果実味の核は、しっかりとしたタンニンによって支えられています。ソースを使用した肉料理や、チーズの盛り合わせとよく合います。

・ シャトー・ムーラン・ナ・ヴァン (赤) 2005

シャトーは、サン・ジュリアン村とマルゴー村の間にあるオー・メドック地区内陸部のムーリス村に位置し、ドミニク・エセル氏がオーナーになってから、その品質は格段に進歩したと言われています。メルロー60% カベルネソーヴィニョン35% カベルネフラン5%。若さを感じる色合いで、香りは黒い果実の落ち着いた香り。ほどよい量のタンニンが適度な酸味と溶け合い、バランスが絶妙な、伝統的なボルドーらしいワインが楽しめます。鴨むね肉、羊乳のチーズ、濃厚なチョコレートとよく合います。

・ シャトー・クロワ・ムートン (赤) 2014

「新しいボルドー」を代表するワインメーカーワイン。「クロ・デ・リタニ」「ラ・クロワ・サン・ジョルジュ」を一躍有名にしたジョゼフ・ジャヌイクスを父に持つ、若き醸造家ジャン・フィリップ・ジャヌイクスにより、熟成時よりまろやかなるという、幅が狭く長い「シガー型」樽を採用しています。メルロを主体にカベルネ・フランをブレンド。タンニンのよくこなれた、しなやかな口当りで凝縮感もしっかり。果実味をキレイに表現したシルキーなスタイルとなっています。

11月の新着ワイン

11月の新着ワイン

11月の新着ワイン

写真右より

・ シャトー・レ・ロジエ ルージュ (赤) 2014

シャトー・レ・ロジエは、ボルドー市から約40km東、アントゥル・ドゥ・メールのスサック村にあります。アントゥル・ドゥ・メールは広大な地域で、良質でリーズナブルなワインの産地として知られています。メルロー60%、カベルネソーヴィニヨン20%、カベルネフラン20%。紫が反射する暗い赤色。チェリーとプルーンのアロマを中心とした熟した果実の香りに、わずかなスパイス香も漂う。ベリー系のフレッシュな酸味に、適度なタンニンが混じり合い、ソース料理とよく合う厚みのある味わいです。

・ シャトー・トゥール・デュ・オー・ムーラン (赤) 2004

オー・メドックにあるシャトー・トゥール・デュ・オー・ムーランは、ロバート・パーカー氏より「最上のクリュ・ブルジョワ、クリュ・クラッセの5級に匹敵する」と高い評価を得ており、熟成の醍醐味を味わえるシャトーとして知られています。深みのある赤色。ノーズはプラムやベリーなどの熟成された果実の香り。豊かで凝縮感のある果実味に、まろやかなタンニンがバランスよく融合した強い味わいのあるワイン。抜栓後すぐは刺激があるが、1時時間後には化けるとも言われています。

・ ホームクリーク・マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン (白) 2015

ニュージーランド、マールボロ&ワイパラ地区、1982年創立の「サザン・バンダリー・ワインズ」によるソーヴィニヨン・ブランです。ここは南島ワイパラで最初にブドウを栽培した家族経営のワイナリーとして知られ、100%自社畑の葡萄で生産されています。中くらいの濃さの黄色。ニュージーランドを思わせる華やかなパッションフルーツの香り。口当たりはまろやかですがボリューム感があり、イキイキとした酸味が楽しませてくれます。ジューシーながら飲み飽きることのないお値打ちソーヴィニヨン・ブランです。

10月の新着ワイン

10月の新着ワイン

10月の新着ワイン

写真右より

・ マルケス・デ・パニッサ グラン・レセルバ (赤) 2008

ボデガス・パニッサは、スペイン北部カリニェナのパニッサ村を拠点とし、400以上の生産者を抱える協同組合。毎年のように有名コンクールでメダルを受賞していて、このワインも2013年ベルリン・ワイン・トロフィー金賞を獲得しています。オレンジがかった輝きのあるガーネット色。焼き栗、スパイス、バニラ、バルサミコの豊かで複雑な香りを持ち、口当たりはなめらかで穏やかなタンニン。イチゴやラズベリー、オーク樽の穏やかな余韻が感じられる、調和が取れたエレガントな味わいです。

・レ・オー・ド・スミス (赤) 2011

グラーヴの格付けシャトー、スミス・オー・ラフィットのセカンド・ワイン。色は密度の濃い鮮やかなルビーレッド。ノーズはチェリーや苺、ラズベリーを想わせるフレッシュな赤果実のアロマに、バニラやスパイスのニュアンスが入り混じった含みを持っています。官能的で柔らかな口当たり、調和した酸味は、飲みやすいですが、同時に溶け込んだシルキーなタンニンによる力強さも併せ持っています。フレッシュな果実味とスモーキーなニュアンスの複雑な余韻が長く続きます。

・ドメーヌ・ジャン・ショーヴネ ヴォーヌ・ロマネ(赤)2004

ドメーヌ・ジャン・ショーヴネは、ブルゴーニュの隠れた銘ドメーヌのひとつです。ニュイ・サン・ジョルジュを拠点としていますが、ヴォーヌ・ロマネも造っており高い評価を得ています。キレイなルビー色。キイチゴなどの赤い果実を想わせる香りがあり、ヴァニラの香りも感じられます。リッチで芳醇な果実味。タンニンは豊富でキメが細かく、豊かな果実味の中に溶け込んでだエレガントなスタイルですが、果実味はシッカリとしており、ジューシーさとともにバランスの取れた複雑味が楽しめるワインです。