7月の新着ワイン

右より
パナメラ シャルドネ(白)2018
シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011
メナージュ・ア・トロワ ミッドナイト(赤)2019

パナメラ シャルドネ(白)2018

パナメラは、カリフォルニア州ナパのセント・ヘレナの近くにあるワイナリー、ストーリーリッジヴィンヤーズで造られた、バニラ、トースト、ハニーの樽香たっぷりの辛口「樽ドネ」ワイン。黄金色、マイヤーレモン、リンゴ、梨の活き活きとしたアロマが立ち上り、バニラとスパイシーなシナモンの含み。熟した梨、クリーミーなバタースコッチの芳醇な風味と、豊かでまろやかなテクスチャーが印象的。キリッとした後味がとても爽やかです。ハーブチキンのオーブン焼きやボイルドサーモン、マカロニ&チーズ、シーザーサラダにぴったりです。

シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011

ピエール・ブーロットの祖父を称える「キュヴェ・ジャン・バティスト」は、AOCリューサック・サン・テミリオン、シャトー・デュ・クールラの中で、最も古いメルローを集めてオーク樽で18ヶ月熟成させた、力強さと奥深さを備えた特別なワインです。湿った土、ダークフルーツ、ほのかにタールを含む複雑なアロマ。レッドチェリー、チェリーのタネ、ダークプラムが溶けこんだエレガントな果実味が前面に出て、柔らかいタンニンを伴ってきれいな後味へと続き、ハーブも余韻に加わります。ビーフ、ポーク、仔牛、チーズなどとよく合います。

メナージュ・ア・トロワ ミッドナイト(赤)2019

メナージュ・ア・トロワは、1996年カリフォルニア州セントヘレナにて、2人の精神科医が「3つの異なる葡萄をブレンドして1つのワインを造る」という大胆な試みからスタートしました。口コミでワイン愛好家の心をとらえ、すぐに白ワインとロゼワインも作られました。このミッドナイトは「今までで一番深く濃く、大胆なブレンドを造る」ため4種類をブレンドしたそうです。ガーネット色。ブラックベリーとプラムの風味、官能的なスパイスのニュアンス。滑らかな口当たりとダークな果実味、力強い後味が長く続きます。牛や豚肉料理、パスタ、ピザとよく合います。

6月の新着ワイン

右より

ボーヴィニャック・シャルドネ(白)
シャトー・オー・モンプレジール・プレスティージュ・カオール(赤)2015
シャトー・ヴィニュロー (赤)2014

ボーヴィニャック・シャルドネ

スペイン国境近く、東部ラングドックの海岸沿いで作られた上質なシャルドネのワイン。このあたりは、シャルドネのほか、テレット、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ、グルナッシュ・ブランから作られる白ワインで知られています。明るい黄金色、パイナップルや蜜リンゴなど熟した果実のニュアンス。南仏特有の爽やかさも感じます。シャルドネの割に優しい酸味とまろやかな風味で飲みやすく、コクのある味わいが特徴です。野菜の天ぷら、サーモンやチキンのソテー等によく合います。

シャトー・オー・モンプレジール・プレスティージュ・カオール(赤)2015

フランス南西地方「カオール」は重厚で個性的なワインの産地として有名ですが、このカオールにあってマルベックだけで造ったのがこのワイン。「マルベックの天才」と言われるパスカル・フェラージュ氏を迎え入れ、その滑らかさでカオールのイメージを一新したと言われています。紫がかった深いルビー色。 黒果実やオークの香り。 完熟したレッドチェリーやベリーの酸味にスパイスやハーブ、オークが加わる複雑なニュアンス。 果実の酸味と厚みのあるタンニンのテクスチャーが素晴らしく、注目の一本といえます。

シャトー・ヴィニュロー (赤)2014

南フランスのプロヴァンス地方は、紀元前からワイン造りが行われてきたフランス最古の産地です。今ではロゼワインの一大産地となっていますが、実は赤ワインも白ワインも生産しており、長期熟成した高品質な赤ワインは通のあいだで注目されています。品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 60%、シラー40%。深い紫色。ハーブ、スパイス、赤い果実の力強い香り。熟したタンニンとバランスの取れたレーズン、ダークプラム、チョコレート、バニラなどの風味。それらが余韻として長く続きます。牛肉、羊肉、鴨肉料理とよく合います。

5月の新着ワイン

右より

シモネ・フェブル シャブリ(白)2018
アール・ドゥ・ヴィーヴル ラングドック(赤)2017
プレモン ランプラント サン・モン(赤)2009

シモネ・フェブル シャブリ(白)2018

1840年に創業されたシモネ・フェブルはシャブリで最も歴史あるワイナリーの1つ。「豊かミネラル感と爽やかな酸味のあるシャブリ」というスタイルを今も維持し続けています。輝く黄金色。花のようなアロマとミネラルのほのかな香り。味わいはヴィンテージの割に複雑。果実のピリッとした酸味と、繊細なお茶のようなタンニン、白灰質のテクスチャーを持ち、緊張感とエレガンスを合わせた、引き締まった辛口ワインに仕上がっています。白身魚のソテーやカルパッチョ、焼きシェーブルチーズ(山羊)サラダ、牡蠣、天ぷらなどとよく合います。

アール・ドゥ・ヴィーヴル ラングドック(赤)2017

ジェラール・ベルトランは、土壌のエネルギーと、天体の動きなど自然界に存在する力により、ブドウの生命力を高める「ビオディナミ農法」を実践しているワイナリー。名前と天然土のボトルは、地中海とラングドックへの賛辞かもしれません。ブドウはグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルが使用されています。美しく輝くルビー色。複雑かつエレガントで、熟した赤果実のアロマに柔らかくなった凝縮感のあるタンニンが溶け込んで、辛口ながらまろやかな味わいを持っています。ラム肉のタジンなど地中海料理、ラザニアなどとよく合います。

プレモン ランプラント・ド・サン・モン(赤)2009

フランス南西部のピレネー地区に位置するサン・モン。豊富なタンニンと力強い味わいが特徴の土着品種、タナ種を主体として作られた赤ワイン。濃いガーネット色。黒系ベリーとダークチョコレートの上品な香り。濃厚で力強いタンニン、完熟プラムのような濃厚な果実味、12ヶ月間の樽熟成によるオーク樽の風味が見事に調和して、10年以上の熟成による複雑で奥深い味わいが楽しめます。牛肉のタリアータ・トリュフオイル添え、マトンのタジン、ポークシチューのベーコンビッツ入りクリーム添えなど、牛・羊・豚肉料理とよく合います

4月の新着ワイン

右より
エスペランサ アイレン ボデガス・ユンテロ(白)NV
ドメーヌ・ドゥ・バロナーク(赤)2018
ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤)2017

エスペランサ アイレン ボデガス・ユンテロ(白)NV

スペインのブドウ栽培量の30%を占める白ブドウ品種「アイレン」のみを使った、収穫年が表示されていないノン・ヴィンテージ(NV)の白ワインです。NVとはその年のブドウで造ったワインに複数年のワインを調合したものをいいます。レモンなどの柑橘系のアロマに青りんご、パイナップルといったさわやかなフルーツのアロマが加わり、味わいはキリッとした辛口の軽快さが特徴となっています。パエリヤなどの魚介料理、ニンニクやスパイスを使った料理などにライトに合わせて楽しめるカジュアルなタイプの白ワインです。

ドメーヌ・ドゥ・バロナーク(赤)2018

17世紀に修道院が所有していた古いドメーヌ。1998年ロートシルト家の所有となり「ドメーヌ・ド・バロナーク」と命名。5年を費やして畑と生産設備の更新に取組み、高い風格と品質のワインを生み出しました。濃く深みのあるガーネット色。エアレーションすると煮込んだ赤果実のアロマにミネラルが加わります。味わいはフレッシュでしなやか、よく溶け込んだタンニンが力強く、スパイスやトーストしたパンを伴い、後味はメントールや胡椒の含みが長く続きます。牛肉、鴨のコンフィ、タルタル、カルパッチョなどとよく合います。

ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤)2017

ニュイトン・ボノワは1961年に設立され、ブルゴーニュ南部コート・ドール地方のオート・コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ニュイのアペラシオンの生産者の間で発展してきた協同組合です。この地域はピノ・ノワールの生育に最適で、古典的な色合いのブルゴーニュを生み出しています。やや淡いルビー色。フランボワーズと赤系と黒系ベリーの明るい香り。甘みを控えた果実味と適度な酸味、軽めのタンニンで中程度のボリューム感でピュアでエレガントな印象です。牛肉や鶏肉のグリル、仔牛の煮込み、鹿肉などのジビエとよく合います。

3月の新着ワイン

右より
メナージュ・ア・トロワ ミッドナイト(赤)2019
シガリュス・ルージュ(赤)2018
レ・テイセロン・オー・メドック(赤)2017

メナージュ・ア・トロワ ミッドナイト(赤)2019

メナージュ・ア・トロワは、1996年カリフォルニア州セントヘレナにて、2人の精神科医が「3つの異なる葡萄をブレンドして1つのワインを造る」という大胆な試みからスタートしました。口コミでワイン愛好家の心をとらえ、すぐに白ワインとロゼワインも作られました。このミッドナイトは「今までで一番深く濃く、大胆なブレンドを造る」ため4種類をブレンドしたそうです。ガーネット色。ブラックベリーとプラムの風味、官能的なスパイスのニュアンス。滑らかな口当たりとダークな果実味、力強い後味が長く続きます。牛や豚肉料理、パスタ、ピザとよく合います。

シガリュス・ルージュ(赤)2018

ジェラール・ベルトランは、土壌のエネルギーと、天体の動きなど自然界に存在する要素の力により、ブドウの生命力を高める「ビオディナミ農法」を実践しているワイナリー。このシガリュス・ルージュは、6種類のブドウをブレンドしたユニークな赤ワインです。濃い褐色を帯びたルビー色。熟した黒色果実の香り、少し時間が経つとスパイス、トーストしたオークの複雑なアロマが加わる。風味はみずみずしく、ヴェルヴェットのようなタンニンと黒色果実のアロマとミント風味へ続き、長い後味となります。ローストした赤身肉、鶏肉、熟成チーズとよく合います。

レ・テイセロン・オー・メドック(赤)2017

レ・テイセロンは、ボルドーで最も格式のあるオーメドックの中心に位置する銘醸シャトー。偉大なオーメドックワインのニュアンスをしっかり残したワインを造り続けている生産者と言われています。濃厚なルビー色。スミレやカシス、煮詰めたいちごの香り。なめらかな口当たりと程よい酸味の辛口。骨格のしっかりした適度なタンニンで飲みやすく、凝縮した赤果実を中心としながらも、ブラック・オリーブなど、さまざまな風味が入り交じる複雑な味わいが楽しめます。カベルネソーヴィニヨン50%、メルロー50%。抜栓後時間が経つほど酸味がおさまってきます。

2月の新着ワイン

右より
バロン・ヴァルローム(スパークリング)ブリュット
シャトー・ヴィニュロー (赤)2014
エル・ハルディン・デ・ラ・エンペラトリス・クリアンサ(赤)2017

バロン・ヴァルローム(スパークリング)ブリュット

フランス有数のスパークリングワイン産地ロワール地方の老舗メーカーが作ったヴァンムスー。美しい輝きを伴った淡いライトイエロー。青リンゴやシトラス、小さな白い花のニュアンスも伴ったフレッシュで繊細なアロマ。上質な泡立ちと柑橘の爽やかな口当たり。キレのある辛口と程よい酸味、ほろ苦い後味のバランスがとても良く、これからの季節にピッタリです。乾杯用としてはもちろん、食事中通しても楽しめる万能タイプで、お一人様、ペアで1〜2杯飲むのにちょうど良いハーフサイズボトルです。

シャトー・ヴィニュロー (赤)2014

南フランスのプロヴァンス地方は、紀元前からワイン造りが行われてきたフランス最古の産地です。今ではロゼワインの一大産地となっていますが、実は赤ワインも白ワインも生産しており、長期熟成した高品質な赤ワインは通のあいだで注目されています。品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 60%、シラー40%。深い紫色。ハーブ、スパイス、赤い果実の力強い香り。熟したタンニンとバランスの取れたレーズン、ダークプラム、チョコレート、バニラなどの風味。それらが余韻として長く続きます。牛肉、羊肉、鴨肉料理とよく合います。

エル・ハルディン・デ・ラ・エンペラトリス・クリアンサ(赤)2017

スペインのリオハ・アルタ産赤ワイン。テンプラニーリョ95%、ガルナッチャ3%にビウラ(白ぶどう)2%をブレンド。オーク樽で14ヶ月、さらに瓶内熟成(クリアンサ)を行っています。赤や黒果実の落ち着いた香りに続き、ナツメグ、シナモン、リコリス、コーヒーなど複雑かつ豊かな香り。味わいは落ち着いた果実味にシルキーできめ細かいタンニンが加わった奥深いもので、上質で豊かな酸味によるクリーンでエレガントな飲み心地、余韻が楽しめます。チキンやポークのトマト煮込み、アスパラガスの肉巻きなどの家庭料理に良く合います。

1月の新着ワイン

右より
ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤)2017
シャトー・オルム・ド・ペズ(赤)2013
マックマニス シャルドネ リヴァー ジャンクション カリフォルニア(白)2021

ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤)2017

ニュイトン・ボノワは1961年に設立され、ブルゴーニュ南部コート・ドール地方のオート・コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ニュイのアペラシオンの生産者の間で発展してきた協同組合です。この地域はピノ・ノワールの生育に最適で、古典的な色合いのブルゴーニュを生み出しています。やや淡いルビー色。フランボワーズと赤系と黒系ベリーの明るい香り。甘みを控えた果実味と適度な酸味、軽めのタンニンで中程度のボリューム感でピュアでエレガントな印象です。牛肉や鶏肉のグリル、仔牛の煮込み、鹿肉などのジビエとよく合います。

シャトー・オルム・ド・ペズ(赤)2013

18世紀半ば、メドック最北に位置するサン・テステフに設立されたシャトー・オルム・ド・ペズは、サン・テステフの中でも人気のシャトーです。濃いガーネット色。芳醇なカシスやブラックチェリーの香りとハーブの香り。味わいは、程よい厚みの果実味にしっかりしたタンニンがバランス取り合って、ふくよかで深みがあり、そこにスモーキーな風味も加わって余韻となって長く続きます。品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 46%、メルロー 42%、カベルネ・フラン 10%、プティ・ヴェルト 2%。実にボルドーらしい飲みごたえのワインです。

マックマニス シャルドネ リバー・ジャンクション カリフォルニア(白)2021

マックマニス・ファミリー・ヴィンヤードはもともとブドウ栽培農家で大手ワイナリーにブドウを供給していましたが、1990年からワイン造りも始め、2003年ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、専門家から高い評価を得ています。ちなみにこのワインのシャルドネはすべて、自身が所有するリバー・ジャンクションAVA(アメリカ政府公認ブドウ栽培地域)から調達したそうです。メロン、桃などのトロピカルフルーツ系のアロマ。樽熟成によるバニラやヘーゼルナッツ、バターのニュアンス。クリーミーで厚みのある口当たりが特徴で、白身魚、甲殻類、豚のローストとよく合います。

12月の新着ワイン

右より
バロン・ヴァルローム(スパークリング)ブリュット
ファンティ・サッソマーニョ サン・タンティモ ロッソ(赤)2017
シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011

バロン・ヴァルローム(スパークリング)ブリュット

フランス有数のスパークリングワイン産地ロワール地方の老舗メーカーが作ったヴァンムスー。美しい輝きを伴った淡いライトイエロー。青リンゴやシトラス、小さな白い花のニュアンスも伴ったフレッシュで繊細なアロマ。上質な泡立ちと柑橘の爽やかな口当たり。キレのある辛口と程よい酸味、ほろ苦い後味のバランスがとても良く、これからの季節にピッタリです。乾杯用としてはもちろん、食事中通しても楽しめる万能タイプで、お一人様、ペアで1〜2杯飲むのにちょうど良いハーフサイズボトルです。

ファンティ・サッソマーニョ サン・タンティモ ロッソ(赤)2017

ピサの斜塔があるイタリア、トスカーナ州はワインの産地としても有名。そのトスカーナ・モンタルチーノの南の丘陵地にあるテヌータ・ファンティ社のワイン。強烈で明るいルビーレッド、甘くて強いスパイシーな香りと下草の果実のアロマ。凝縮感のある果実味、多種のブドウをブレンドした複雑さとしっとりとした酸、若くしっかりしたタンニンで、奥行きのある見事な味わいに仕上がっています。さすがブルネッロの生産者が造るワインとの評判も頷けます。パスタやグリル、野菜やチーズと一緒の生ハムとよく合います。

シャトー・デュ・クールラ キュヴェ・ジャン・バティスト(赤)2011

「キュヴェ・ジャン・バティスト」は、ボルドーのオーナー、ブーロット家のピエール・ブーロットが、祖父を称えるためワイナリーで最も古いメルロー(100%)を集め、オーク樽で18ヶ月熟成させたワインです。色はガーネットパープルで、赤果実の軽い香り。味わいはフレッシュな酸味と柔らかなタンニンが組み合わさったエレガントで成熟した印象。後味として軽いオークと丸みを帯びたタンニンが続きます。中心に白亜質のミネラルを据えた、力強さと奥深さを備えたワインです。鶏肉および赤身肉料理と合います。

11月の新着ワイン

右より
ディアンヌ・ドゥ・ベルグラーヴ(赤)2013
ムーラン・ディッサン(赤)2017
ヴィーニュ・デ・ポール・ヴァルモン・ブラン(白)2020

ディアンヌ・ドゥ・ベルグラーヴ(赤)2013

メドック格付5級、シャトー・ベルグラーヴのセカンドラベル。といってもファーストラベルと同じ生産方法で作られており、たいへん良くできたセカンドと評されています。非常に濃い深紅色。ほのかなミントとフレッシュな果実やスパイスの複雑な香り。味わいは、最初は辛味と酸味を感じますが、時間が経つと滑らかさと丸みが現れ、バランスよくエレガントな印象。後味にはタンニンのまろやかさと長い余韻が続きます。果実感、しなやかさ、そして上品なタンニンが特徴のボルドーワインです。

ムーラン・ディッサン(赤)2017

マルゴーの格付け3級、シャトー・ディッサンが造るボルドー・シュペリュール(上位の意)。品種はメルロ 90%、カベルネ ソーヴィニヨン10%と「シャトー・ディッサン」など他のワインと比べメルローが多め。深みのある赤、ノーズはブラックカラント、ティー、チェリーが立ち上がり、口当たりはまろやかでスパイシーかつフルーティー。たっぷりとした果実味とシルキーで洗練されたタンニンとのリッチで複雑な味わいが楽しめます。ボリュームのあるシチューやマッシュポテト、グラタン、トリュフとよく合います。

ヴィーニュ・デ・ポール・ヴァルモン・ブラン(白)2020

「ヴァルモン」はラングドック地方リムーにある「ドメーヌ・アストラック」のジャン・クロード・マスが手がけるブランドの一つ。高品質なブドウと近代的な醸造技術により、エレガントで高コストパフォーマンスの長く楽しめるワインに仕上げています。シトロンや白い花、甘い蜜のような香り。柔らかな酸味とフルーティーで程よい甘味が溶け合う、アルコールや苦味を感じない飲みやすさが特徴です。飽きのこない白ワインを楽しみたい気分には最適。ロースト肉、天ぷら、唐揚げ、ボンゴレ・ロッソとよく合います。

10月の新着ワイン

右より
マリウス ブラン by ミシェル・シャプティエ(白)2019
ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン(赤)2016
ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(赤)2017

マリウス ブラン by ミシェル・シャプティエ(白)2019

シャプティエ社は1808年創業、古くからワインの醸造地として栄えた北部ローヌ地方エルミタージュ麓の生産者です。「マリウス」とは現社長、ミッシェル・シャプティエ氏の曽祖父の名前で、曽祖父への尊敬の念を込めたワインと言えます。淡い黄色。洋ナシや桃、白いバラの香り。口当たりが良く、辛口ながら果実味と酸味のバランスが良く、ふくよかでエレガントな味わいが楽しめます。カルパッチョ、チキンやシーフードのサラダ、サーモンのマリネ、白魚のグリル、ペペロンチーノやボンゴレビアンコ、天ぷらなどによく合います。

ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン(赤)2016

ガレージワインだったシャトー・ヴァランドローは、初ヴィンテージの1991年より高い評価を受け、驚異的なスピードでトップワインに肩を並べました。そのオーナー、ジャン・リュック・テュヌヴァン氏の名を冠した一本。ダークプラムとミネラル感の柔らかなプラムの含みにドライフラワーの特徴が伴います。メルロー100%のミディアムボディ、滑らかな味わいとほど良い長さの後味が続きます。フレンチやイタリアンスタイルの赤肉料理はもちろん、ステーキ、焼き肉、焼き鳥、しょうゆを使用した和食などともよく合います。

ニュイトン・ボノワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤)2017

ニュイトン・ボノワは1961年に設立され、ブルゴーニュ南部コート・ドール地方のオート・コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ニュイのアペラシオンの生産者の間で発展してきた協同組合です。この地域はピノ・ノワールの生育に最適で、古典的な色合いのブルゴーニュを生み出しています。やや淡いルビー色。フランボワーズと赤系と黒系ベリーの明るい香り。甘みを控えた果実味と適度な酸味、軽めのタンニンで中程度のボリューム感でピュアでエレガントな印象です。牛肉や鶏肉のグリル、仔牛の煮込み、鹿肉などのジビエとよく合います。